町内めぐり

当町の広報広聴活動の一つに、「町内めぐり」事業がある。http://www.town.takamori.nagano.jp/contents/02000018.html
「体験する広報」とも呼ばれている参加型/体験型の広報活動だ。10人以上のグループなら申し込みが可能で、町職員のつたない説明を聞きながら、町所有バスにて町内の施設等を見学できる。最近は町内の女性グループや高齢者の方々のグループ、そして当町の出身者の方々の参加が多い。
本日も町内のボランティアグループの方々の参加だった。このグループの会長の婦人が大変尊敬できる人。町内の重要な委員の経験者であることのみならず、現在では、いくつかの町内のグループのリーダーも務め、積極的にまちづくりに参加してくれるご婦人である。
このように、いくつかの広報・広聴活動を行っていると、こんな狭い町の中でも「こんな凄い人がいるのか!」と気づく事が多い。そのような人たちに共通する事柄に最近気づいた。
1)町の歴史文化への造詣が深い
このご婦人もそうだが、このようにまちづくりの分野において活躍している人は、町の伝統や歴史文化への造詣が、本当に深い。このご婦人は古文書学習会を立ち上げ、毎週資料館にて勉強会を行っている。(ある区の古文書を解読し、しかも手書きで訳文を書いていた途中でパソコンを習い始め、今では全てデータ化までしている。)このように僕の知る限りでは「自分の町」を心から愛しており、先人たちの偉業から現代にアレンジして事業を展開している人たちが多いのである。
2)役割や自分の立場をわきまえている
おそらくこのように活躍する人は「おれが、わたしが」になりやすいのだが、やはりこのような人たちは自分の立場を知っている。もちろん前に出る所は出るが、必ず周りの人を褒め、感謝することを忘れていない。また、費用等においても、受益者負担の考え方がはっきりしている。特に福祉関係のボランティアなどは無償と考えがちだが、それでは「おんぶにだっこ」の関係になってしまい、参加者の自立を妨げる原因となる。そういう点では始めから費用負担等の話をしっかり組み立てて、活動を行っている。
3)見た目が若い
このように生き生きと輝いている人たちなので、年齢を聞くと「えっ!」と思う事がほとんどである。

常に冒険し、前進し、良い意味で「安定」を求めていないライフスタイル、しかしながら自分が住む地域には目を向け、宝を掘り出していく行動力は、「自分が歳をとっても、こうありたい!」と思えて、将来目指したい生き方だなあ、と常々思っている。

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ZenBack