ゆめみらい講師

 11日、飯田市にある「飯田ゆめみらいICTカレッジ専門学校」http://yume-mirai.jp/にて、ひょんなことから特別講師をたのまれ、約15人くらいの生徒さんの前で講義を行った。町内の農業、建築業、経営コンサルをそれぞれ行っているメンバーと時々連絡を取り合い、飲みながら町の事について語り合っているのだが、そのお一人の方が講師を行っている関係で、このような機会に巡り会えた。
 飯田市が設置しコア学園が運営している公設民営の専門学校。3コースあるうちの今回講義をさせてもらったコースはITビジネス学科である。このクラスはワープロ、表計算などのソフトウェアを習得することを目的としている。
 今回は上司の計らいで公務ということもあり、町の紹介そして「勧誘」を主目的としていたが、せっかくICTを学んでいる生徒さんたちなので、公務員の世界でのICTの使われ方の実態と自分がどのようにICTを使い、そして何のためにこれからの時代に使わなければいけないのか、自分なりの考えを伝えてみた。どこまで生徒さんたちの心に響いたかわからないが、ICTを使う目的は「使う事が目的」ではなく「何のために使うのか」が大切だと思う。例えばICTを導入する目的に「効率化」「費用削減」が挙げられるが、僕たち公務員にとっては「その先にあるもの」を考えなくてはならないと思う。これを怠るとハード整備のみに終わり、結局住民サービス向上どころか将来へのツケとなってしまう。
 新しい物や考えを導入する時には、そのものの導入と同時に、使う「人」の意識も新しくする必要がある、そんな想いを伝えてきたつもりなのだが・・・自分が一番出来ていないなあ、と感じている。

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