2つのパワースポット

パワースポットエネルギースポット気場とは風水気功スピリチュアリティに基づいて[1]オカルト的なエネルギーが集中しているとされる場所のことである。パワースポットの「効能」や「根拠」には科学的根拠は全くなく[1]擬似科学の類とみなされている。

※「パワースポット」wikipediaより


20100904当町の住民参加手法のひとつである「女性ふるさとづくり事業」の視察に同行。まずは「駒ヶ根シルクミュージアム」

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かつて飯田下伊那地方の主要産業であった養蚕業。僕が小学校の頃は友人宅でも多くの蚕(かいこ。当時は「お蚕さま」と呼ぶほど)を自宅で買っており、また蚕の幼虫の餌である桑も通学路にたくさんあった。昔はこの桑の実を食べて帰宅していた記憶が。この実が洋服に着くと洗っても落ちない…)

200円(レストラン菜々ちゃんを利用すると300円のところを100円引いてくれる)を払って中へ。

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養蚕の歴史や昔の器具などを展示しており、中でもびっくりしたのが蚕の30倍の模型。

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今では養蚕業は縮小しているが、その独特の肌触りは本当に素晴らしい。またこのような養蚕業の工場だったのが、現在の長野県の精密機器の礎になっていることも忘れてはいけない。ちなみに上の写真の茶色のが蛹(さなぎ)の状態。これを佃煮にしたものが「ひび」。僕は普通に好きで食べる。谷に囲まれた伊那谷では貴重なたんばく質のひとつだったんだよなあ。





そしてミュージアム内にある「レストラン菜々ちゃん」へ。ここはもともと違うレストランだったが、長野県の元気づくり支援金を上手に活用して、地元の主婦でつくる団体が復活させている。この日もすごい人達。そして新鮮な食材と美味しい料理!

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現在、当町でも蘭植物園の跡地利用が大きな課題のひとつ。今回出席された方々の中から、少しでもこの場所の雰囲気や取り組みから協力してくれる方々が生まれてくれれば、今回の視察の大きな成果となるだろう。もちろんその時は僕自身の最大限の支援をしていくつもり。

そして次の場所がパワースポットのひとつ、分杭峠。伊那市と大鹿村の境にある1,422mの峠で、中央構造線の真上に位置し、ゼロ磁場と呼ばれる場所。マイナスイオンがいっぱい発生しており「パワーを貰える場所」「癒しの場所」としてTVにも取り上げられ、現在はかなり有名な観光地(!?)となっている。

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麓までは車で行けるが、途中からシャトルバスへ。往復で550円…。駐車場はほとんど県外ナンバーばかりでシャトルバスの待合場所は人でいっぱい!10分程度バスに揺られ分杭峠へ到着。バス降り場から5分程度下ると…






















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なんとこんな急斜面に人が…!?ここがゼロ磁場ポイント。気温は24度。マイナスイオン効果+森林浴+ゼロ磁場効果で心も体もリフレッシュ(しただろう…)

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でも何となく、不動滝のほうが僕は好きかな…あそこも間違いなくマイナスイオン効果は絶大だから。




そして最後が、僕が今回本当に会いたかった人、市ノ羽幸子さんがいる「蔵の宿みらい塾」へ。

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市ノ羽さんはH20年の農水省の「民宿おかあさん100選」の一人にも選ばれた人。フルーツファンタジーという、ここでしか飲めないハーブティーを頂きながら、みんなで話を伺う。

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・21歳のときに結婚して伊那市長谷へ。今年で42年目になる。結婚するときの条件で「牛を飼いたい」
・その後、「さやえんどう」「しいたけ」「花卉」などを始める。当時、コメ単作地帯であった長谷では異質で、多くの嫌な思いもしたが、旦那さんをはじめ家族の理解、仲間の協力でやってこれている。現在は野菜は2反5畝、花はアルストロメリアを主に栽培。
・花や野菜は自家製の堆肥(20kg;800円)を使用。「アキラ」という商品名は旦那さんの名前。

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・「この長谷の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたい!」という思いから「花祭り」を企画・開催。1本100円で花摘み。10年間継続して、多くの仲間・ネットワークができた。まず「自分たちが楽しむために」その仕掛け作りをやってきた。
・地域の方からは理解が得られなかったが、一生は一回しかない、という思いで行動や発言をしてきた。
・130年以上の歴史をもつ蔵を回収して民宿を始めて今年で13年目。仲間の方からの一言がきっかけで民宿を始める。ここでも人が人を呼び、現在は花産業は息子さん、民宿は市ノ羽さんご夫婦が主に担当。
・本当に良いものとはPRせずとも人が集まってくることを実感している。それは民宿も花も野菜も同様。
・ここ4〜5年で、やっと地域の人が自分を受け入れてくれたと感じるようになった。理解してもらうためには、焦らず、自分のペースで、時間をかけながら前進していくこと。




市ノ羽さんからは心に響くいくつかの言葉を頂いた。

感動とは『感じたら』『動く』と書く。まず感じたら動くこと。」

「経営が苦しい時代も長くあった。でも苦しい時は『力が付く時』。」

「正々堂々」・「嘘をつかずに」 このように生きていれば怖いものはない。

「一番の幸せは、人が喜ぶ姿を見て、それを見た自分が嬉しいと感じる時。」




僕が今回のタイトルで「2つのパワースポット」とつけたのは、「分杭峠」ともう一つは「市ノ羽幸子」さん。
たくさんのパワーを頂いて、明日から少しずつでも前進します!

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