20110209第四回「寛流学林」

高橋寛治さんを講師に迎え、飯田下伊那地方の行政職員が中心となって開催している勉強会も4回目
今回はくましろホールにて開催。綺麗で広い会場。寛治さんからは高野町の飴玉のプレゼント。



●トクヴィル『アメリカのデモクラシー』を読んで寛治さんが感じたこと
・自民族中心主義からのブレイクスルー
・政治に参加する場づくり
小さな事業の管理を委ねるほうが、大きい事業の指導よりもはるかに役立つ(ただし、最後は公務員がしっかり責任を取る!)
重要な事は、人々が政治に参加する・できる場づくりを多くつくる事が重要
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●コンパクトシティの2つの定義
1)集約することによって効率化を進める・・・例;青森(年間100億円の除雪費用を削減)
2)都市機能をもった中心地と周辺地域との連携・・・高野町

●過疎とは?・・・必然性があり、生まれた状態
1)住んでいる人には責任や問題はない
2)歴史的・文明的にみても必然
3)経済やモータリゼーションを自由にしてきた結果

・農村に問題があるのではない
≫農山村の本質は多様性
≫山や農山村は、「国際化」「企業化」はできない

●集落支援や定住促進、UIJターン推進について
・数が増えればいいのか?そういう問題ではないはず。
・移住してくる人はいろんな動機でその場所を選び、住む。
農業をしたい、余生を過ごしたい、自然の中で子育てをしたい、地方から国を変えたい、食や安全を求めたい・・・
重要なのは、この人たちの可能性を活かしながら、どうこの地域を「デザイン」するのか?
人が来たからOKなのではない、入ったときがスタートなのだ
その人たちに合った対応をしなければならない
地域の実情にあわせて人を採用するべき
これこそが公務員の仕事

●都市機能の誤解について
・都市の本質は商業ではなく(農村とは質の違った)「多様性」
・歴史的に見ると人口が増加したところは「政権ができたところ」「産業革命が起きたところ」
・今までは郊外化することを前提に町が生まれてきた
・飯田の再開発でこだわったのは、ハード(インフラ)整備ではなく、人がいて、福祉の窓口があり、そして緑がある・・・「社会サービスの再開発」
・商業に手を出さなかったのは、人が集まる町ができれば自ずと商業は活性化すると考えていたから
・4年後とに審判がある首長とちがって、プロパーである職員は常に30年後を見据えてまちづくりを行うこと











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