20110817寛流学林

ちょっと遅くなりましたが、8月17日の高橋寛治さんを囲んでの勉強会、「寛流学林」のメモより。

情報共有について
情報は双方向でなければならない。一方通行でものは情報ではない。

脱原発を唱えるなら…
・脱原発を唱えるなら、まず自分たちの町で代替エネルギーで自立可能だと言える事例を作ること。そうしないと単なる無責任な発言になってしまう。
小さな発電の仕組みをたくさん作ることが重要

地域を構造的に見るとは?(最近の感じたことより)
1)NHKの番組にて松岡正剛氏の話より。
アメリカ独立戦争は、仏ルイ14はアメリカ独立を支援→ルイ16世の時代に独立→ナポレオンの台頭→スペイン侵攻し自分の弟を王に→スペイン属国のメキシコへの影響弱まる→メキシコの独立
すべての出来事は歴史を追っていくと繋がっている(因果)であることがわかる。まちづくりも同様。
2)たとえば、奥村玄氏は下清内路村で集落を聞き取り調査。ここから間取りを調べたりすると道路や水路の必要性が見えてくる。
3)出づくりということ。昔は出づくりのまま出るのではなく、自然のままにやっていた。ここに本質がある。
4)エコミュージアム構想について。このエコミュージアムは共同体、家庭、生活として考える。単にゴミの分別はCO2排出量を減らす、という話ではない。

国家と儒教
・儒教→天があり国があって、民がある。こういう儒学の思想は支配者側としては便利
・江戸時代は封地主義。完全な中央集権ではない、という説が有力。
・織田時代は、武士は普段は農地を守る農民。有事の際は戦争へ。
・豊臣・徳川時代は武士のサラリーマン化が進む。これが250年あまり続き、明治維新へ。

構造化する手法
年代別にあった出来事をよーく見ると、グループ化できることがわかる。(寛治さんの場合は明治時代の歴史を学ぶ中で、この構造化することに気づき、まちづくりに応用している。)
・歴史とは年表を追うのではなく、事実を俯瞰してグループ化する癖をつける。これを地域の課題発見や解決に置換・応用する。
・松川町の課題は?高森町の課題は?1つ1つ1の課題を俯瞰すると、その本質が見えてくる。
・この本質とは言い換えると、その地域の「命題」と言える。

★今日のキラーフレーズ★

★今日のミュージック★
『踊るさんま御殿』より、さんまさんが通っているキャバ嬢たちの間で人気があるバンドの曲。

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