協働とは?住民参加とは?

20120911長野県協働指針に関するタウンミーティングへ


11日は、駒ヶ根で行われた長野県の協働指針に関するタウンミーティングへ。コーディネーターは内山二郎さん。高森町にも、男女共同参画の関係で、県のみなさんとの共同で「地域づくり講座」を開催したときに来て頂いています。


World Cafe: 20110822男女共同参画地域づくり講座
以前、内山二郎さんに来ていただいた講座です








場所は、駒ヶ根市市民活動支援センター「ぱとな」。中心街の中に歩行者専用道路があり、空き店舗を利用した施設のようです。

参加者の皆さんは、行政職員から企業の方々、そしてNPOや地域づくり団体の皆さん。それぞれの立場から、それぞれの立場への率直な意見を、内山さんのファシリテーションで、意見が活性化していく。


協働とは!?住民参加とは!?

そこで感じたこと。最近、特に住民の皆さんからの想いを形にする上で、どうしても「公平性」ってのが邪魔をします。でも、最近は「多様な生活をしているのが当たり前の中で、役場から見た公平性って、今のままでいいのかな?」って感じるようになっていました。
「本当に困っている人を助けるための受け皿」「地域の課題に対して『俺たちがやろう!』って、声を上げてくれる住民の皆さん」に対して、それを行政という組織の得意な分野や強みで形にする、もしくは一緒に創るってことが、当たり前のことなんじゃないか?って改めて考えるようになったんです。

そんなときに、偶然、同じような事を書いている本、2冊に出会いました。

『自治基本条例は活きているか!?』




(自治基本条例を作るプロセスについて)(P197)
木佐九州大学教授
 「つくるプロセスで住民が参加していないから、1%も知らないから作るべきではないとか、作ってはならないとか、という意見に対してはどうですか。」
片山ニセコ町長
 「それはおかしいですね。全員が参加することが重要であるのではなくて、思いのある人が参加できるようにしておくことが大事です。広報誌その他のお知らせなどで、誰もが知りうる環境にしてあれば、仮に会場に10人、20人しか来なかったとしても、それはそれでいいと考えます。」


『自治の潮流と自治体職員』



西尾勝さんは「市民参加の究極の理想は全市民の総参加であるのか。市民参加方策はこの理想に向かって一人でも多くの市民を捲き込んでいくべきものなのか。そうではあるまい。市民参加の究極目標は、政治に関心をいだき、参加を指向するすべての人々に有効な参加の機会を保障することであり、それで必要にして十分であると考えるべきであろう」といっています。

このとおりだと思います。

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