加島祥造『伊那谷の老子』

ある方にご紹介して頂いた、加島祥造さんの『伊那谷の老子』。

無為

無為とは、自然のエネルギーに身を任すこと、そしてそれは大変勇気がいること。
「負けることで勝つ」
「弱い者が強い者を負かす」
「人の先に立たぬことで先になる」
決してこれは逃避主義ではなく、「無為とはものの内なるリズムと調和する行為を指す」のである。P.174-178

柔弱

加島さんは、老子の本当の姿と心を「優しさ」と「柔らかさ」にあると見ています。P.190
 これは多くの偉人の方々に共通する心。あの山田方谷も「まごころ(至誠)と、いたみ悲しむ心(惻怛)があれば、やさしく(仁)なれます」と説いています。

 加島さんは今もご健在で、この伊那谷に住み、これらの老子の精神がこの伊那谷にあると感じています。
 伊那谷に住む人間なら、ぜひ一読をオススメします。

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