「公民館の詩」  20170407天野和彦教授(福島大学)講演会より

7日、郡公民館運営協議会の総会。その中で、天野和彦教授の講演会があり、その中で紹介されたのが、「公民館の詩」。










あまりにも感動したので、先生に無理をお願いして教えて頂きました。もったいないので、共有します。


同志のみなさんに贈る ー 公民館の詩(作者不詳)

 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナ カラダヲモチ
 年ガラ年ジュウ 仕事ニオワレ
 生涯学習トイウ
 ワケノワカラナイ 仕事ヲ
 ワカッタヨウニ 笑顔デヤッテイル
 ジブンヲ カンジョウニ イレズ
 ヒトノ休ンデイルトキニ 出カケ
 妻ヤ子供タチトモ アソバズ
 月曜日ニ ヒトリサビシク ヤスム
 役場カラ ハミデタ デサキノカタスミデ
 東ニ 老人会アレバ
 行ッテ 受付ヲシテ
 ナガイキヲ シナサイトハゲマス
 西ニ 婦人ノツドイガアレバ
 行ッテオ茶ヲクミ
 カアチャンガタノ グチヲキイテヤル
 南ニ スポーツ教室ガアレバ
 行ッテ 笛ヲフイテヤリ
 カラダニ イイコトダト トモニ汗ヲナガス
 北ニ 若者ノ ツドイガアレバ
 行ッテ 人生論ヲ カタリ
 キミタチニハ 夢ガアルヨト オシエル
 夜ノツトメニハ カップラーメンヲタベ
 早出ノトキハ ヒトリデ 残リモノヲタベル
 ミンナニ 教育ノシゴトダト イワレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 メダチモシナイ
 ソウイウ モノニ
 ワタシハ ナリタイ




避難施設と地域の運営は共通している


天野先生講演会のメモから。

・人はつながりがないと、死んでしまう。
・仮設住宅での孤独死はその典型。都心部では、日常でも起きていること。
・そのためには、「交流する場所」「自治を生まれる場所」の2つが必要。
・福島の避難所では、そのために「足湯」「サロン」が手段だった。
・「足湯」で、マッサージをするスタッフと利用者、そして利用者同志の会話や触れ合いから交流が生まれる。
・また「サロン」を開催することで、人が集まり、交流が生まれ、そして「自分たちでコーヒーを淹れる」「片付ける」「掃除を行う」という自主的な決定と行動(すなわち「自治」)が生まれた。
・「1人前(いちにんまえ)になるということ」は、「稼ぎ」と「務め」の両方を果たすこと。※稼げるようになって半人前、務め(社会貢献)出来るようになって一人前と、昔の方はおっしゃったようです。



個人的に感じたこと


・本当に感動した講演会で、その初っ端がこの「公民館の詩」だったので、ちょっとウルッとしてしまった。
・僕も異動直後は「何かしたの?」「まあ数年したら戻ってくるから」と、こっちが思っている以上に「島流し」のようなイメージを持たれているんだなあ、と。
・だから、この講演会に出てくる「みっちゃん」のお話しは、他人事ではなかったですね。
・ただ実際は、企画部署にいたときと、今の社会教育・公民館に仕事、まあ、どの仕事においても、僕の基本は変わっていない。
・仕事や地域づくり、団体運営については、一人ひとりが輝き、考え、実行するというのが基本だし、そのためには「教えない」「答えを出さない」「ゆるくてもいいから、つながっちゃう」というのが大切なことだと思っている。
・これは、職場の中でも同じ。上司に安易に聞かない(自分の考えを持っていく)、部下にもすぐに答えを教えない(やり方、勉強の仕方、考え方は教える)、そして素直であること(部下のやり方が良いと思ったら、それで良し!)と思っている。


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