今回の寛流学林は、塾生の @sun_ss00 さんによる2年前にスイス、ツェルマットへ視察に行った際の報告。今までは高橋寛治さんの講義の中で、気づいたことをメンバーが話し合う感じだったが、今後は、それぞれの個人のまちづくりの取り組みや、市町村の活動を紹介していくスタイルもはじめていく。
「持続可能な観光」について
○スイスの現状
・物価高い、パートタイマーでも時給2,000円。家賃は山手線沿線沿いと同等。
○スイスの歴史
・13cまで列強の支配下。このため自立の力や
・山岳地帯のため農業等は×。精密機械(時計など)が主産業。実はつい最近までの主産業は「傭兵」
・完全なリゾート地
国の成立の違い
〇日本
・戦後、アメリカによって「上から渡された」自治の形
国
↓
県
↓
市町村
・列強の支配から自分たちの自治を奪い返した歴史
国
↑
カントーン
↑
ゲマインデ(家族)
・自国のものは多少割高でも購入する国民のメンタリティ
ブルガーゲマインデ
・ブルガーはブルジョア、ゲマインデは集団・共同体の意味
・雇用を生み出す仕組み、ただし企業誘致ではない
・土地利用、土地の共有化のルールは確立
・長期計画や総合計画も存在
・中長期視点で人を育てる仕組みもある
・あくまでも手段として観光を考えている
・不便だから出ていく、ではなくて、そこで何ができるのか?をいつも考えている
・その仕組みとして、この「ブルガーゲマインデ」がある
北海道 弟子屈町(てしかがちょう)※山田桂一郎さんがサポート
てしかがえこまち推進協議会
パンフレットDL
・地域協議会が発足、前述のスイスツェルマットがお手本
・内情はまだまだ順調ではない(経済的自立の点など)
・しかし、確実に町民に意識の変化が起きている「自分たちで何とかやろう」
・この協議会が「自分たちの想いを形にできるプラットフォーム」になりつつある
遠山郷に置き換えてみて
・「この地で暮らし続けるには?」という想いを、いかに地域内で共有できるか?がこれからの課題
・この想いで、これからも遠山郷で生きていきたい
感想
菅原さんの発表は、心に響く。
また、自分がもし同様にツェルマットに行ったときに、こういう視点で物事を見れるのか?ということも感じた。
そして、自分が住む遠山郷への熱い想い。
寛流学林では、いつもこういう気づきがある。
★最近のBOOK★
月刊 ガバナンス 2012年1月号 特集:市町村からの分権改革 - ぎょうせい ぎょうせいオンライン
201201月刊ガバナンス 寛流学林紹介記事
★最近のエクササイズ★
でも、身体はプニプニのまま…(-_-;)
0 件のコメント:
コメントを投稿