カヌー大会が終わる・・・
8/23日、第38回目を迎える「全日本天竜川カヌー競技大会」が開催された。この大会運営は、僕の仕事のうちの一つである。天竜川にそもそもカヌーが導入されたのは昭和40年代はじめの名古屋オリンピック招致の動きが最初だと聞いている。カヌー競技を天竜川に導入することによってオリンピック招致を有利に、と考えたのだろうか?いずれにしても、この南信州固有の資源の一つである天竜川にカヌーが導入され、当時は天竜舟下り(株)さんや、飯田下伊那のカヌー愛好家でつくるクラブ員などが中心となり、そして全日本の冠をもらい開催してきた歴史ある大会である。第31回目から高森町が主催を引き継ぎ、たかもりカヌークラブのメンバーと協働で開催している。今年は北は北海道、南は大分県から、この「暴れ天竜」に果敢に挑戦する漕人(こぎんちゅ)が100名以上集い、約13kmのロングコースをひたすら走るのである。一番の難所が鵞流峡(がりゅうきょう)だ。僕も10年前にたかもりカヌークラブの人たちと下ったが本当に怖い場所だった。実はカヤックの部に関しては、正式に(社)日本カヌー連盟の公認を受け、全国レベルの選手やナショナルチームの選手が集い、このコースを堪能してくれた。日本一速いやつを決める大会でもなく、日本一巧いやつを決める大会でもなく、日本一「強い」やつを決める大会と言われるのも、「ロングコース」と「暴れ天竜」を攻略する「スピード」「テクニック」「パワー」の3つが必要になるからだ。最後の表彰、そしてじゃんけん大会での選手の皆さんの笑顔を見ていると、本当に運営は大変だけど「やめられないなあ〜」と思う。正直この大会も決して運営的には順調ではなかったのだが、たかもりカヌークラブの皆さんが地元企業やショップを周り協賛してくれる方々を集めて来てくれているところが大きい。天竜川も高森町、そして南信州固有の資源。大切にしていきたいと思う。
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