高森町の魅力についてGAP調査をやってみた

以前、皆さんにお知らせしたアンケート


World Cafe: アンケートウェブサービス「CreativeSurvey」を使ってみたよ





実は、この目的は「高森町の魅力」について、GAP調査を行うことだったのです。

GAP調査とは…

アンケートにより、ある要素の「認知度」と「興味度」を測り、マトリクスに落とし込んで分析する方法です。








この「じゃらん」のページが詳しいのですが、これを知ったキッカケは「ビズデザイン」の木村乃先生の研修を受けた時に知りました!
スタッフ・ブログ 「世遊綽々」 | じゃらんリサーチセンター GAP調査 - CSRコンサルティングのビズデザイン株式会社





やり方は…

実はこの方法が良いのか、わかりません。コンサルの方々は、これをお仕事にしているので詳細なやり方はあまり出回っていないようです。
ただし今までの経験からすると、いわゆる「ペイオフマトリクス」分析と同様だと思いますので…
という流れになります。

散布図にラベルを付ける方法はここ。
World Cafe: Excelの散布図でデータ要素にラベルを付加する(Excel Mac版)






結果は…




今回は、55のサンプルのみ。
本来ならもっと必要ですね。じゃらんのページを見るとサンプル数は1000。
サンプル数が高いほど、このデータ結果の信頼度も高まります。

マトリクス表

認知度(「知ってるよ〜」の度合い)が横軸、興味度(「お、面白そうだな〜」の度合い)が縦軸です。


  • いわゆる右上の分野は「知られているし、興味も持って頂いている」ところなので、「鉄板」です。これからも変わらずPRを。
  • 左上は「興味を持たれているけど、知られていない」ところ。実は、ここに一番投資をすべきです。認知度を高める取り組みを行えば大きな効果が生まれるところです。
  • 右下は「ある程度知られているけど、あまり興味を持たれていない」ところ。そのものの希少性や地域性、歴史などを明らかにしてストーリーを作る、または体験型メニューなどをPRに活用するなど、興味を持ってもらうような取り組みが必要です。
  • 最後の左下はまだまだ十分に魅力発信がされていない分野。中長期的に考えればじっくり内容を考えて取り組んでいく必要があります。言い換えれば短期的に成果を出さなければならない場合は、この部分は優先度は低くなるかもしれません。


ダブル・ペイオフ・マトリクスに落としこむ

また、このGAP調査の一番は、「地元感覚」と「外部感覚」を比較する点にあると思います。地元にいる人と外から見た人の「認知度」「興味度」のギャップを明らかにしてダウブルペイオフマトリクスに落とし込み、重点要素を浮かび上がらせる点が一番重要だと思います。
 先ほどのマトリクスを作る前の55のサンプルを長野県内者40と県外者15に分けて、同様の計算方法で算出しマトリクスグラフに落とし込みます。
今回はたった55のサンプルなので信頼度は低いものですが、こういう結果が出ていますね。

県内者のグラフ



県外者のグラフ

まあ、今回はサンプル数も少なく信頼度は低いものですが、それでも何となく傾向が見えますね。
例えば「市田ヨーグルト」「富本銭」「年間を通じて果物が収穫」「南水」なんて部分は、もっと県外にPRすると効果が現れそうです。


長野の観光について

長野広域連合でも、長野県北部の観光資源等を中心にGAP調査を行なっていますね〜

長野広域連合ホームページ - 長野地域観光動態調査及び意向調査の報告






僕は決して数字至上主義者ではないですが、こういうことも知りながら話をするってのは大事なような気がします。
また、仕事での素早い判断は、スピード感を持って結論を出すという点では重要ですが、「自分が生きてきた狭い世界での感覚」「そこから生まれる思い込み」による判断は、長い目で見た時に何か「歪(ひずみ)」を生むような気がします。

数字と感覚、両方をバランス持って仕事ができるような人間になりたいですな〜欲張りかもしれないけど…











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