20121018「地域づくりネットワーク」の視察で隣の松川町で

※かなり遅れましたが、アップします。

20121018、地域づくりネットワークの視察で隣の松川町で。


 今の季節(10月です…)、松川ICを降りて目につくのは「観光農園」の旗。そう、松川町は「フルーツ王国」なんです。この時期になると、多くの観光客が松川町の観光農園に運ぶ。そんなパワーの源を探ろう、と、この研修に参加。





農事組合法人 増野

増野のりんごの取り組み。多くの試行錯誤を重ねて、ここまできている。本物のリンゴにこだわり、多くのファンを獲得。お土産に梨ジュースを頂きましたが、これも本当に美味しかった!

農事組合法人増野・信州伊那谷松川町・モモ・洋ナシ・和梨・リンゴ・干し柿・野菜・米・そば・大豆







増野開拓組合 K沢さん


・67歳満州生まれ
・幼少期は開墾の手伝い
・40~50歳代はバブルの時代で、どうやって遊ぶ金を作るかが目的だった
・今の40代は、もっと真剣に人生を考えている。
・地域づくりは難しい。その基本は人を思いやる心、人のことを考える気持ち、そのゆとりがないといけない。
・バブル期は全く逆だった。人より稼ぐ、自分のために稼ぐことが最優先だった。
・増野地区は水のphが低く酸性。当時は陸稲を栽培したが、上手く育たなかった。

さつまいも
大豆
雑穀



・この順番でお釜の中が満たされており、米は貴重だった。
・沢蟹の天ぷらとお米の交換
・今の時代の大変さは、私たちが好き勝手にやってきた結果。大変申し訳ない。

寺澤さんより
・松川高校ボランティア部の呼びかけで、増野のリンゴを石巻へ。
・6月に2回、高校生20名程度がペチュニアの苗を石巻へ。
・親戚付き合いを始めましょう!と呼びかけた。海と山の交流も増野地区住民が中心の有志16人で始まった。


フルーツガーデンきたざわ


・田舎暮らしから飛び出したかった。東京ディズニーランドでの経験が大きい。
・TDLでの経験を、今の観光農園に活かしている。
・TDLでは花形の部署に。「何人来た、いくら儲けたか、は関係ない。どんな顔でゲストが帰ってくれるか?」という考え方を学んだ。
・自分は、やっぱり山と川が好きだった。今では、畑の中で寝て帰る人も(受け入れて)いる。
・ホームページは、都会から居候にきた人に頼んだのがキッカケ。
・女性の集まりも生まれ、活発。
きたざわさんも、奥様も大変素晴らしい方でした!

長野 信州 りんご狩り なし狩り|南信州・松川町 フルーツガーデン北沢









まし野ワイン


H3に酒造免許取得。当時は大変厳しかった。ワインブームのさきがけ。
今は東部町(ワイン特区)やサンクゼールなどが有名になってきた。

12,000L作ることが出来る。免許取得のためには最低6,000Lが必要。
サントリーなどの大手は2000KLくらい作れてしまう。
300㎏のブドウで180Lのワインを作ることができる。このようにブドウ少量でワインをつくることができるのが、ここの強み、売り。加工費で800円くらいで作ることが出来る。
本来のワインの楽しみ方は、目に見える原料で普段から飲むことだと思っている。湯飲み茶わんでガブガブ飲んだって、OKではないか?ワインを晩酌する、という文化を作りたい。
ここにある物で作ることに意味がある。
これができるのも、松川にある100年を越える果樹園の歴史があるから。
下伊那唯一のワイナリー、もっとこの地域にワイナリーがあるべき。ワイナリー運動を皆さんにしてほしい。

信州まし野ワイン株式会社










松川、面白い!

松川町には、たくさんこういう活動をされている方々がいます。もちろん、わが町にもいます。こういう人たちがどんどん横に繋がれば、この地域の底力はアップするんだと思います。
職員の方々にも大変素晴らしく、尊敬する方々が沢山います。どんどん、繋がっちゃえ!と日々感じています。
写真は「食べるホオズキ」



★今日の音楽★

センメリのRAPバージョン。作業のBGMにヘビロテ。




★今日の本★

読み始めましたが、面白い。


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