第3回 若手学習会


 22日、第3回目となる若手職員を中心に開催している学習会を行った。「今のような厳しい財政状況の時こそ、人材育成が重要」と僕は考え、3月に立ちあげた。1回目は僕が尊敬するある人にお願いし、2回目は職場の先輩を講師にお願いし、町の財政について学習した。
今回の場所は町内のEASTというお店。普段は映像やカラオケのために流れているプロジェクターにMACを繋いで学習会開始!そのまま飲みにつながる、という点も考えると最高の場所。
また、若手学習会、という名前も全く面白味もないので「High Forest Seminar」と名付けた。直訳して「高森セミナー」。実はこれもそのまま、なのであまり面白味はないけど・・・
 学習内容については時間不足や企画力不足だったこともあり、僕がファシリテーションについて資料を作成し、みんなで実演も交えて行った。今までファシリテーション関係の研修で学んだことを、みんなと共有するために資料も作成してみた。
http://worldcafe-emanon.blogspot.com/search/label/ファシリテーション


●KJ法およびグルーピングのコツ
 KJ法の落とし穴とグルーピングのコツ。問題集を作りみんなで実習してみた。
●リフレーミングについて
 会議に出現する「困ったチャン」の発言に対し、ファシリテーターとしてどのように切り返すか?

 また仕事と同様に、ファシリテーションを学ぶと「手段が目的」となってしまう「落とし穴」に陥ることが多いと今まで参加した研修では学んだ。なぜこの仕事を行い、何の為にやっているのか?この点は僕が尊敬する人からも四書五経の「大学」から沢山教えて頂いた。が、なかなか現実には結びつかない。

 実は、当町では早い時期(今から約20年前)からKJ法を用いたワークショップ、タウンミーティング、コミュニティ研究集会など現在の先進的事例として取り上げられていることばかりを導入していた。僕としては、このような土壌が築かれている高森町の事を職員自身が自覚してほしいし、そしてそのことに誇りを持って仕事に取り組んでほしいのだ。
 なんとなくこんな想いで学習会を開いていると、参加している後輩との距離が開いていくような・・・もう少し、ゆっくり焦らず、だけど継続して続けていきたいなあ、と今回感じた。

 人材育成は成果が現れるのに「10年」かかると言う。以前のブログでも書いたが、
http://worldcafe-emanon.blogspot.com/2009/07/blog-post_17.html
10年後には飯田下伊那地方の人口が10,000人程度減少すると考えられている。そんな時こそ地域のために動ける職員に、全員でなれたらなあ、と思っている。

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