年度末、皆さん、忙しいと思います。ある書類提出が庁内でありまして、行政評価、組織改革についての自由記述欄に自分が記入したことをエントリー。初心やこのときの気持ちを忘れないためにもエントリーします。
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①「情報公開」②「行政・人事評価」③「住民協働」と今の自治体ではある意味「流行」ですが、まず役場内で「情報の公開や共有」「職員間の横のつながり」等を徹底するシステムが必要だと思います。
①「情報公開」について・・・庁舎内LANやCMSを導入しても、それを使う「ヒト」が変わらなければ宝の持ち腐れであり、公費の無駄遣いだと思います。情報に関しては「量」・「環境」と整っている当町で足りないのは「質」(わかりやすく伝える手段の企画能力も含め)だと思います。
②「行政・人事評価」について・・・能力によって給料に差がつかない今のシステムでは、時には理事者が一般職を始め、管理職に対しても厳しく叱責する等の事も必要でしょうし、反対に斬新なアイディアにて成功等の場合には盛大に表彰されるなどの手法もあると思います。また予算に関してはインセンティブ方式などを導入することも必要だと考えます。(将来的には振興総合計画との整合も必要ですが)これらでモチベーションを上げるために「今の段階では」必要だと思います。
③「協働」について・・・最近とても気になることは、主に途中で離職・退職・休職される方々が役場を「嫌い」になって「不信感」を抱いているのではないか?と感じることです。これは適正な人員配置や横のつながりができておらず、特定の人や係に業務が偏重していることが原因ではないのか?と思うことがあります。(またそのような仕事こそ、地味で目立たず、評価されていないような気がします。)優秀な人材を引っ張ってきても、仕事を押し付けられ結果は離職・退職・休職・・・。あくまで予感ですが、そのような方が庁舎内や町内に増えていると感じています。大変悲しいことだと思います。
■上記3つをホンモノにしているために・・・
・進捗を把握・管理するマネジメントが必要です。これは既に進めている振興総合計画に取り入れる・入れないは後ほど検討するとして、いずれにしても「絵に描いた餅」にしないためです。
・そのためには課長さん達はもちろん、理事者には「強力」なリーダーシップをとって頂き、守るべき「ルール」を策定することが必要だと思います(コンプライアンス・ガバナンスの徹底)。「大人になってもルールを作らないと出来ないのか?」と言われそうですが、今の状況では、上からこうでもしないと「組織全体」としては高水準にはならないと思います。
・庁舎内で「情報公開」「協働」が出来ていないのに、住民にこのことを熱弁しても効果はないと思います。
・今回の振興総合計画策定に行政評価を取り入れたということは「変革」「改革」(同時に職員も町民も痛み)が伴います。もう一度これを庁内全体で確認し、覚悟を決める必要があると思います。僕としては、これからの時代に適応することができるように、自分も含め、若手職員の能力の底上げ、また横のつながりや風通しを良くするために、出来る限り貢献するつもりです。
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いずれもこんな不景気な時代だからこそ、人材育成やソフトの充実を計るべきだ、しかも役場内のこれらの内容に重点をシフトすべきだ、という考えです。ハードに比べたら効果は目には見えず、しかも役場内という方向を向いているので、理解はされにくいと思います。が、数々の有名な首長が口を揃えておっしゃっている言葉の中に「役場が変わると町も変わる」という言葉があります。僕も同感です。僕がこの意見を提出した裏には、組織として人材育成や連携等を強化していけば、結局は住民の皆さんのためになるという考えが根底にあります。
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