20090220小西砂千夫教授 講演会


マインドマップにて講演会記録をまとめてみた。数日後もこうやって眺めると案外思い出すものだ。

今回の小西教授の講演会について、ポイントは大きく3つ。
1)道州制
2)特例町村制度(西尾私案)
3)定住自立圏構想

特に定住自立圏構想は飯田市が手を挙げているため、実現性は本当に高い。09年度には中心都市宣言を行い協定を結ぶ方向で考えている。(月刊ガバナンス3月号でも取り上げられている。)

また、「地方分権改革推進委員会の動向」については、「議論する順序が大切」とおっしゃっており、最重要課題は「義務づけの見直し(規律密度の緩和) 」だとしている。教授がおっしゃるには「これを本気でやるとしたら、本当に大変でっせ〜」との事。実際、これをやるにあたっては各自治体の職員の質が問われる。政策法務技術が無いとついていけない。自分たちの町のために、自分たちの地域特性に即した条例等を整備する能力が必要となるのだ。
この時代の流れを見極めている自治体は、こんな時代でもそのような職員を育てるために、ある程度の研修費を確保し人材育成に力を入れている。僕も同様に、こんな時代だからこそ最後には「人」が大切。だからこそ、もっと組織的に学習する風土や自学する風土作りを行うべきだと考えている。

そして何よりも小西教授が素晴らしいのは、その話術。聴衆のほとんどは自治体職員だったが、おそらく住民の方々が聞いてもほぼ理解できたであろう、という程わかりやすく、そしてユーモアセンス溢れる講演会だった。

これは本当に気をつける事。いかに自分の仕事を理解し、咀嚼し、そして伝える事ができるのか?

2時間弱の講演会だったが、本当に多くの事を学ぶことが出来た、素晴らしい機会だった。

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