20110930 霜月祭りの郷 南信濃へ


霜月祭りの郷 南信濃へ
20110930、職場の方と町のデザイナーの方と一緒に、飯田市南信濃へ。飯田市南信濃(旧南信濃村)と言えば、宮崎駿作品「千と千尋の神隠し」のモチーフとなった「霜月祭り」の村である。






 ここで南信濃まちづくり研究会(通称「まちけん」)の代表を勤める鈴木理さんを訪ねた。
鈴木さんの家は知る人ぞ知る有名なお肉屋さん!

美味しい山肉とジンギスカンのお店・肉のスズキヤ
まちけん代表の鈴木さんのお店






まちけん
 この「まちけん」は人口減少や高齢化が急速に進んでいる南信濃を何とかしたいという切実な想いから発足した有志の会。未だに「大量生産・大量消費」「効率化」「費用対効果」という価値観で動いている周りの状況から「南信濃の価値はそれではない」という信念のもと、定期的に勉強会などを開催しながら鈴木さんを中心に活動している。

鈴木さんは県の補助金を上手に使いながら、宿場としての旧南信濃村の雰囲気を後世につたえるため、そしてその場所に住んでいるという誇りや自信を感じて欲しいために、昔の宿場の様子を再現した看板を作成した。今回はその考え方や手法をお聞きするため無理に時間を作ってもらい、地域を案内して頂いた。

我が高森町は「市田柿発祥の郷」だが、この市田柿の歴史を絡めた案内看板を作成できないか?と住民の方から相談されている。そのヒントになるものを探しに今回、鈴木さんのもとを訪ねた。

南信濃の宿場
鈴木さんが行なっている宿場町の雰囲気を復活させる取り組みも、前回たまたま県の補助金を活用して看板を作成するのに至ったが、実はもう5年くらい前からの取組になるとのこと。
 まず写真のように屋号を調査し、その表札をほとんどのお店や住居に表示!また街道の名前を記した灯籠も。確かにこの雰囲気はこの街道を通ると、ノスタルジックな感じを醸し出している。



数字では見れないもの
実際この問題は前述の霜月祭りの伝承さえも危ぶまれるほどの深刻な問題になっている。
また飯田市と合併したことで、数値で出ているものと実際の人口はかなり乖離があるとのこと。同じ飯田市になったことでその地域に住む人口移動がなかなか表面に出てこない、という点もある、と聞いている。

でも「まちけん」がある!
 でも南信濃に「まちけん」がある限り、形やその役割は変化するだろうけど、大丈夫!
 この南信濃の方達のように、僕たちも少しでもいいから地域の誇りや品格を醸成するような取組をしなきゃ

★今日のキラーフレーズ★
"Simplicity is the ultimate sophistication."(洗練を突き詰めると簡潔になる) 
ーレオナルド・ダ・ヴィンチー
★今日のミュージック★
★今日のエクササイズ★
やるぜ!

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ZenBack