20120820阿智村へ

阿智村へ

ちょっと時間が過ぎましたが、こんな体験を。
 以前のブログでも紹介した町村週報に掲載した、タウンプロモーションについての寄稿が、ひょんなことから阿智村の岡庭村長の目に止まり、生まれて初めて講演会をすることになりました。
World Cafe: 「町村週報」に寄稿です ~高森町の「PRIDE」「FUN」「LOVE」をデザインする~


 


 実は阿智村に関しては、以前より僕の中では大変参考にさせて頂いており、その阿智村で同じ世代の職員の皆さんに対し講演をするなどは、本当に分不相応のことなのです。

誰が地域を作るのか――。:日経ビジネスオンライン
阿智村の取り組みが紹介されています




 自治組織や自治会の担当をしている職員にとって、必ず事例として出てくるのがこの阿智村の取り組みです。そういう意味では自分でもずっと気になっている自治体の一つです。


 高橋寛治さんに、以前より「(講演会や寄稿など)もしそういう機会があったら、積極的に受けなさい。そうすることで自分の考えやネットワークがどんどん広がっていくよ」とアドバイスを受けていました。自分の中では本当に悩みましたが、お受けすることとしました。

阿智村の人材育成の取り組み

なぜこのような講演会を阿智で行うことになったかというと、これは岡庭村長の人材育成の一環だということが、村長講話を聞いてわかりました。
「これからの阿智村を担っていくのは若手の職員の君たちだ。今日からこのような交流と勉強会を月一回開催する。もし仕事に支障をきたしても、これは君たちのせいではない。それは、みんなの係長や課長のせいだから。そしてこれは村長命令!必ず出席しなさい!」

 テーマの切り口は「まちづくりと情報発信」。ここに自分自身の体験や経験を入れて、最後は「ぜひ、阿智村の若手職員の皆さんと一緒に交流を」というお願いをしてきました。

 それにしても、阿智村の若手の職員の皆さんは積極的です。また厳しいながらもそれを村長がバックアップしています。僕の前でも「この村の職員は大変だと思う。俺に厳しく言われるから。でも遅くまで本当に頑張ってくれている。」と発言されていました。この村長を中心に、役場の職員のみなさんに「一体感」を感じました。大きな家族というイメージです。これは本当に羨ましく思いました。こういう職場で、力を発揮できることは幸せです。

交流の「鏡」機能

自分でスライドを作りながら感じたことは、やはり「交流」というものの重要性です。自分が少しですが変わったのも、ある研修で同年代の活躍している職員の仲良くなり、その時に全く話が通じなかった、自分が理解できなかったことが発端でした。その時に本当に「恥ずかしい」と思ったのが最初です。そこから自分でできることからやってみよう、変えてみようと行動に移すようになったと思います。
 僕が少し他の職員と違うという点を挙げるならば、それは少しだけ外へ出て交流の輪を広げていることかもしれません。異分野や異なる職場の人たちと交流することは、衝突も起きますが、そこから生まれるクリエイティブな発想も大きいと思います。

 小田切徳美教授(2008)は、「交流」が持つ機能を、下記のように指摘しています。
「交流には、(中略)それを通じて双方が新たな価値観を築きあげるという意義がある。(中略)意識的に仕組めば交流活動には、交流相手をあたかも「鏡」として、あるいはその地域の価値を他人の目を通じて見つめ直すような機能が伏在している(交流の「鏡」機能)。」


そのためにも今後も多くの方との「交流」を深めていこうと思っています。

講演会の「師匠」

実は「講演会」については、これも「師匠」がいます。以前、町でもファシリテーションの研修を依頼しました、釘山健一さんです。その後も、名古屋まで釘山さんのFacebookを通じて、今回の講演会のことをお話しし、アドバイスを頂きました。


楽しく、そして参加者に「自主性」を持たせる手法論は、まちづくりの全ての点で、大変参考になります。

◆今日のFacebook

この阿智村での講演会も含めて、自分の周りが少し騒がしくなった時に「自戒の念」も込めてFacebookに投稿を。意外にも反応が大きかったので転載。
http://www.facebook.com/shu.shimizu1/posts/493414994003781
みなさん、おはようございます。自分の周り... via kwout
 人生の岐路や人生のバイオリズムが上がったり下がったりした時は、やっぱり「座右の書」のようなものの必要性が身にしみます。上記のようにFBに発信したのも自分に下記の「座右の書」があったからです。

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