みんな、論文書いてるかーい!?
って、普通は書きません。まあ、書きません。今回の内容は「それでも書く」というマイノリティな方のためだけに。
論文とは、引用文や資料などとの戦いです。そしてそのデータを管理するのが本当に難しい。そこで、僕は「論文検索PRO」「i文庫HD(+Evernote連携)」「Mendeley」という三種の神器で、なるべく効率化を図っています。
でも、これが全てではないです。どんなアプリやソフトを使っても、最後は自分でやらなきゃいけないことがほとんどです。だって、書くのは自分ですから。そうなんです、自分なんです。まだ修士論文を書けていない自分がこんな偉そうなことを言ってはいけなんですけど…
<追記>
何とか書けて、修士取れましたよ!
World Cafe: 20140308 修士学位論文発表会
一連の流れ
流れとしては1)「論文検索PRO」で論文を検索し、Mendeleyへ登録。
2)(Mendeleyの無料プランを考慮して)読まなきゃいけない論文のPDFを「i文庫HD」で読み、「しおり機能」から引用する部分をEvernoteへ保存。
3)このように収集した引用文や資料をMendeleyのWordプラグインを使って、引用文献の挿入や文献目録の挿入ができちゃいます。
論文データベース作成ソフト「Mendeley」
すでに多くのサイトで紹介されています。本体のインストールも、Wordプラグインのインストールも簡単。GoogleスカラーやAmazonで検索した書籍を、MendeleyのBookmarklet一発でどんどんデータベース化できます。出版社名や著者名があっという間に登録できるんです。
Download Mendeley Desktop - Manage and Share Research Papers | Mendeley
DLはここから
まとめサイト
iOSアプリもありますよ。
論文検索PRO
Cinii、J-STAGE、PLOS、PubMedなどの主要な論文データベースを同時に検索できるアプリ。その検索結果を各種SNSを始め、Mendeleyにも転送できます。スマートフォンから論文を検索できるアプリ - 論文検索
※現在はリニューアルして、下記のアプリになっていますね。WEBサービスとも連携できるようになっています!
i文庫HDとEvernote連携
Mendeley自体にもPDF保存機能やPDFアノテーション機能があるのですが、無料プランだとファイル保存容量が2GBという制限があります。僕の場合は、DLしたPDFをBox.netに保存し、必要なものをi文庫HDで読む、というようにしています。数あるPDFリーダーの中でも、「なぜi文庫HDなのか」といわれると、「しおり+Evernote転送」があるからです。あ、もちろんPDFはテキスト選択ができるものであることが条件です。まだやったことはありませんが、SCANしてOCR化したものでも大丈夫だと思います。
論文検索PROで登録したPDFファイルを、Box.netに突っ込んでおき、i文庫HDで読みます。気になったところをi文庫HDのしおり機能でどんどんマーカーしておき、最後はEvernoteへ転送しておきます。
MendeleyのWordプラグイン機能
このようにEvernoteに貯めておいた引用文を使いながら、MicroSoftのOfficeで書いていきます。そして引用文のところでMendeleyのWordプラグインを使うと、(阿部,2013)のような引用を表すものを自動的に挿入してくれて、最後は一気に引用文献の一覧を挿入してくれます。World Cafe: Mendeley、引用した著者名を50音順で並べる
こんなソフトもあるんです
実は、僕はScrivenerという論文などの章立てを使う文章を書くのに特化したソフトウェアがあり、そのあたりも使っています。まずは自分が書きたいことをFreemindのようなマインドマップで全て見える化しておいて、これに基に章立てや文章の順序立てを行なっていきます。
iPhoneアプリもありますよ。
同時に参考文献をどんどん読みながら、ある時は手打ち、ある時は前述のようにi文庫HDを使いながら、論文のネタを増やしておきます。
まあ、後はとりあえず書いていくのみ。いろんな原稿を今まで書いてきましたが、何が難しいって「書いたことを削っていく作業」なんです。これが本当に難しい。意外と書けちゃうんです。
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