20111221 寛流学林


※1か月遅れになりましたが、エントリー


 今回の寛流学林は、塾生の @sun_ss00 さんによる2年前にスイス、ツェルマットへ視察に行った際の報告。今までは高橋寛治さんの講義の中で、気づいたことをメンバーが話し合う感じだったが、今後は、それぞれの個人のまちづくりの取り組みや、市町村の活動を紹介していくスタイルもはじめていく。


「持続可能な観光」について
○スイスの現状
・物価高い、パートタイマーでも時給2,000円。家賃は山手線沿線沿いと同等。
○スイスの歴史
・13cまで列強の支配下。このため自立の力や
・山岳地帯のため農業等は×。精密機械(時計など)が主産業。実はつい最近までの主産業は「傭兵」
・完全なリゾート地


国の成立の違い
〇日本
・戦後、アメリカによって「上から渡された」自治の形


市町村

〇スイス
・列強の支配から自分たちの自治を奪い返した歴史


カントーン
ゲマインデ(家族)

・お金が地域内をめぐる仕組みが確立している
・自国のものは多少割高でも購入する国民のメンタリティ


ブルガーゲマインデ
・ブルガーはブルジョア、ゲマインデは集団・共同体の意味
・雇用を生み出す仕組み、ただし企業誘致ではない
・土地利用、土地の共有化のルールは確立
・長期計画や総合計画も存在
・中長期視点で人を育てる仕組みもある
・あくまでも手段として観光を考えている
・不便だから出ていく、ではなくて、そこで何ができるのか?をいつも考えている
・その仕組みとして、この「ブルガーゲマインデ」がある


北海道 弟子屈町(てしかがちょう)※山田桂一郎さんがサポート
てしかがえこまち推進協議会


パンフレットDL










・地域協議会が発足、前述のスイスツェルマットがお手本
・内情はまだまだ順調ではない(経済的自立の点など)
・しかし、確実に町民に意識の変化が起きている「自分たちで何とかやろう」
・この協議会が「自分たちの想いを形にできるプラットフォーム」になりつつある


遠山郷に置き換えてみて
・「この地で暮らし続けるには?」という想いを、いかに地域内で共有できるか?がこれからの課題
・この想いで、これからも遠山郷で生きていきたい


感想
菅原さんの発表は、心に響く。
また、自分がもし同様にツェルマットに行ったときに、こういう視点で物事を見れるのか?ということも感じた。
そして、自分が住む遠山郷への熱い想い。


寛流学林では、いつもこういう気づきがある。


★最近のBOOK★

月刊 ガバナンス 2012年1月号 特集:市町村からの分権改革 - ぎょうせい ぎょうせいオンライン

月刊ガバナンスのH24年1月号に、寛流学林の記事が掲載されています。高橋寛治さんをはじめ、関係者の皆様、ありがとうございました!
201201月刊ガバナンス 寛流学林紹介記事




★最近のエクササイズ★




でも、身体はプニプニのまま…(-_-;)

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