「ロジカルに話す必要性」と「フィールドワークに同行して思うこと」

朝と夜の気温差が大きくなってきました。ちょっと体調も良くない感じ。しかも、この季節必ず鼻炎なんだよな。原因はなんだろう?

1)先週の金曜日、恥ずかしながら生まれて初めて町議会に傍聴人として参加した。いつもは町CATVで生放送で流れる音声を、仕事をしながら聞いていただけだった。(初任者研修で議会傍聴は行うみたいだが、僕たちの時はやらなかったみたい…)そこでいくつか感じたことは「想いを持っていても伝えることは難しい」ということだ。

すぐに思ったのは以前のブログでも触れた「PREP」に話すということ。

●Point まずポイント(結論)。「その件について私は、~と考えました。」
●Reason そのように結論づけた理由。「なぜなら、~という原因(理由)があると考えているからです。」
●Example その例。「例えば~という事例が実際あります。」
●Point 最後も、また結論。「以上のように考え、~と結論づけました。」

質問する側も、答弁する側もこのことを頭に入れておくだけで、話はお互いに伝わる。何よりCATVで中継を見ている町民のみなさんにも伝わりやすいと思う。二元代表制で選出されたお互いの立場の人間がどのように高森町を考え、そしてどのようにしていきたいのか?
想っていても伝わらなければ始まらない。

2)フィールドワークが終わる
東大大学院生のフィールドワークが終わり、先週の木曜日にはEASTで交流会を開いた。しかも最初の20分はまじめに今現在彼女が研究を行っているテーマについて、自己紹介や過去の研究も含めて、カラオケ用のスクリーンに映し出して、いわゆる「学会発表」を行ってもらった。
彼女の姿勢は本当に勉強になる。「農業の持続可能性について『高齢化の進行』という言葉では終わらせない」「仮説を実証するために同じ質問を様々な面から問いかける」「仮説、実証、仮説、実証」…
まあ、本来研究者とはそのようなものなのだろうが、やはり公務員には欠けているところだ。この実証や質問の問いかけは、必ず「行動」が伴い、頭で考えるだけでなく現場へ出て自分がたてた仮説が正しいものかどうか?一つずつ確かめていく。
本来、行政の仕事も同じようなものだと思う。常に現場に出て住民の声を聞き、果たしてその要望が一人の大きな声を持つ人たちの意見なのか?はたまた総意なのか?サイレントマジョリティの声はどうか?本当に町のために有効なの?効率的な観点からは?税金を使うという公平性は?
自分の行政マンとしての想いや熱意は必要だが、常に仮説に対して実証していく姿勢は必要だ。
2週間彼女の行動を見ていると、改めて自分はどうか、考える良い機会になった。

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

ZenBack