ブレインワーキング、スタート


先週、町の商工会の経営指導員の方から「今の時代で、町内の企業の皆さんは相当宇苦しんでいる。さらにサポートしていくためには、全く新しい観点から経営を考えることが必要だ。そのためにチームを作りたい。」と言う話があり、なぜか僕の名前がその中にあった。確かに自分としてはNPMには興味があるが、実際の経営については全くの素人。果たして大丈夫なのかな・・・
昨夜はその第1回目の会議という事で、どんな人が集まるかと言えば・・・町内企業の社長さん、銀行の課長さん、経営コンサルタントさん、税理士さん・・・どうみても僕は場違いのような気がするけど・・・
リーダーであるHさんや、指導員のMさんの話から、今回のこの「ブレイン・ワーキング」チームのコンセプトがだんだんわかってきた。キーワードは1つ、方向は3つ。
キーワードは「ブレイクスルー(BT)思考」。今までの部分最適から全体を見る思考ではなく、常に問いかけから「目的」を考える思考。これがこのチームのキーワード。
そして1つ目の方向性は「企業支援」。この異業種によってBT思考を用いながら、相談企業への経営サポートやアイディア創出を行う。
2つ目は「自己研鑽」。このメンバーがBT思考を習慣化するまで身につけ、自分の職場やプライベートで活かしていく。
そして最後の方向性は前述の2つの方向性を通じて、高森町、そして南信州にBT思考を持つ経営者、そして人を育成・拡大していくということ。
最終的には「経営支援センター」のようなものが設立できればよいのだが、という話だが、僕自身はまずは自分のスキルアップという形で望みたい。また、正直、企業の方々の現場を僕は知らない。そういう意味でも三現主義(現場に行き現物を見て現実を知る)の実践の場でもあると思う。これから月1回のペースで開催されるとのこと。出来る限り参加して、少しでも自分の力、仕事につなげたい。

<参考>BT思考に基づく手法の一つ
『信用ゲームルールに基づくブレスト』
3つのルール
1)他者の発言に対して批判・否定をしない
2)他者の発言に対して批評・評価をしない
3)出された意見の全ては受け入れられ、4つの棚へ分けられる※。
「今すぐできることの棚」「1年以内にできることの棚」「2~3年かかることの棚」「未来の棚」
※4つの棚・・・この場合は下記のように時系列で棚を作っているが、棚の種類は議題によって変わる。

このような手法は、僕が興味を持っている当町の地区計画でも利用できるのかなあと思う。また、全て出された意見が受け入れられるという点は、参加者のモチベーション維持にもつながり、面白い手法だと思う。
単にKJ法を用いるのではなく、このようなルール(発言者や参加者の後ろ盾)が必要なのだと改めて実感。


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