現在、高森町で行政評価に関して支援を受けているJMAC(日本能率協会コンサルティング)のセミナーが四谷で行われ出席。JMAC事業責任者の星野さん、また日本評価学会理事の梅田次郎さんは、三重県にて北川正恭(早稲田大学大学院公共経営研究科教授)氏が知事だったときに、コンサル、そして職員という立場から行政評価を取り入れ大改革を行った中心人物たち。
基調講演で梅田さんからは、外部評価そして事業仕分けと行政評価の違いを熱く述べられ、その後の基本講義では星野さんより行政評価の現状や課題、そして組織運営や市民協働についての提言等があった。
実は今回出席したのは、支援を受けているJMACのセミナーに参加することはもちろん、午後からの事例発表で友人である豊田市の職員が発表することがキッカケだった。彼は僕と同い年だが、豊田市という大きな組織の中で何とか改革を行いたい!という熱い想い、そして豊田市を襲った「トヨタショック」をその行動力と決断力で乗り越えるキッカケを作った人物。彼とは実は4年前にJIAM(全国市町村国際文化研修所)のある講義で知り合い、その後メール等で連絡を取り合いながら、平均すると年1回のペースで会っている。
彼の発表は、いわゆる「解説者」「評論家」ではなく、実践からの辛い思いや苦しい思いが素直に伝わってきて、笑いながら話していても相当苦労したことが分る発表だった。
次の事例発表は熊本県合志市の行政評価担当課長さんより発表。合志市の取組は全国的に見てもかなり充実しており、行政評価と市政運営が密につながっていることが分る。これは合志市の行政評価のWEBサイトからも見ることができる。
その後のパネルディスカッション、質疑応答では、やはりこの2つの市の取組に対する参加者からの素直な質問が・・・「職員が『行政評価』という言葉にアレルギーがあるとは、どういう経緯で?」「議会はどう思っているのか?」・・・
僕も小さい町とはいえ、行政評価担当者としてこの質問の答えにくさは十分理解できるし、聞きたくなる気持ちも十分わかる・・・先月も先輩から行政評価に対する、疑念から出てくる厳しい批判を頂いたばかり・・・
この後は特別に交流会に参加し、合志市の職員の皆さんや梅田さん、星野さん、そしてJMACの社員の皆さんと意見交換。特に「権限委譲(DEVOLUTION)」については、梅田さんが著書がその他の書籍でも提唱しており、僕もその考え方を信じていきたい!という発言から、盛り上がり・・・
さてさて、このような人たちに出会えて、このネットワークや知識をどのように活かすか…僕の課題。
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