20110116 信州型事業仕分け@松本合庁

阿部長野県知事の公約でもある事業仕分け。松本合同庁舎にて行われた2日目の事業仕分けを見学に。

その際の仕分け人の方々からの指摘から感じた事をメモ。

哲学の必要性
どういうゴールを求めているのか?それが組織内で共有されているのか?

「信州」「長野」の使い分け
信州は国内、長野は世界、という使い分けは効果があるのか?また県民の皆さんとも共有出来ているのか?

現場第一主義であること
国の補助があるからではなく、緻密な中長期視点とニーズ把握があって、そこで初めて事業が生まれる

・講座などは開催したあとのフォローが重要
受講者が得た知識を日常の業務に活かしているのか?などの追跡調査が必要。

・マーケティングとセールスの違いを理解しているのか?そもそも役所が得意な分野なのか?

・まず住民起点、そしてニーズ把握
これがなければ戦略プランなどできるはずがない。

公費を使う意味
テントブースにて自社商品を売る。こういうことに関して経常的に公費を使う意味はあるのか?売り場で得た情報や雰囲気を持ち帰り、県内の生産者や企業のみなさんと共有しフィードバックさせなくてはならない。これで生産意欲アップ、そして経済効果へ、というサイクルが見えてくる。そういうシナリオ作りが行政の仕事ではないか?

・指標の違い
実績値(output)と成果(outcome)の違いを理解できているか?またその数字が現場へしっかり反映されているのか?

情報を出すことの戦略性
誰に知ってもらいたい情報で、どのように活用してほしいのか?この様な戦略ができているのか?

行政の役割はどこまでか?県や市町村は、何を示すべきなのか?

・「成功体験が新しい思考を阻害する
既得権や今までの成功に縛られていると成長はない。大変だがそれを打ち破るのが最も重要。企業では当たり前のこと。

わが町では事業仕分けの手法ではなく、職員が自ら考え改革改善を生み出し、行動に移していく評価手法を導入している。ただし、事業仕分けの際の仕分け人の方々の視点は、参考になる。今回も多くの気づきや学びを得ることが出来た。さあ、明日からこの視点を取り入れてみます。

信州型事業仕分け

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