月刊ガバナンス5月号より



今月の月刊ガバナンスは、阿部守一長野県知事、大森彌東大名誉教授、國定勇人三条市長など、実際お会いしてお話しを聞いた人ばかり。また、樋渡武雄市長の特集もあり、本当に面白い。 また「分権をリードする自治体職員」の特集も、かなり触発されました!(^^♪ 必読です。
とりあえず、気になったキーワードを抜粋し、自分の考えを交えながらメモってみます。

阿部守一長野県知事
●見える化
どの自治体も職員は真面目に仕事をしているが、その成果が住民に伝わっていないのではないか?それが公務員バッシングにつながっている。行政の実態は住民には非常にわかりにくい。それは行政側の情報発信が圧倒的に少ないこと。
●共創・協働の時代
県民主権の2つの意味。1つは分権の推進。中央から制限されている権限や財源の問題をどうクリアするのか?住民にとって「それは国の法律なので・・・」では、いつまでも思いは形にならない。もう1つは、住民・県民の関係を変えること。あっち側・こっち側、要望する側・要望される側、という関係はもう終わり。
一人一人が、それぞれの立場でできること、しなければいけないことを、協力して行うことなどを考えていく。

大森彌東大名誉教授
●分権時代の自治体職員とは?
1)地域へ飛び出す職員
地域と住民と直に接触する現場に出て、自治体の仕事に必要な感覚と対処方法を身につける。住民指向に徹した職員。
2)住民への説明能力のある職員
全ての職員が公金の使途を含め、筋道立てて説明できる能力が必要。時代は住民の「満足」ではなく「納得」を得られる行政こそを求めている。
3)難題にこそ取り組む職員
与えられた仕事を難なくこなす職員だけではなく、内外の状況を的確に認識し、新政策課題を発見し、解決策を考案することで「挑戦」する意欲と能力も重要。
4)「人組みは人の心組み」が分かる管理職
人が動く時は「心が動いた時」。そして心は「その人の意欲と能力が認められ激励された時」に動く。「自他に誠実で、明朗な性格を持ち、器量が大きく、豊かな関心を持つ人」
5)外へ出て学ぶ職員
今では職員自身が地域と自治の研究者になることは不思議ではない。また外へ出て行くことのメリットは、職員同士のネットワークから新たな発想・問題解決策・制度構想のヒントを得られること。自治体同士、職員同士が水平的に学び合う事は自治体職員の政策的自立を一層促す。

樋渡武雄市長
◆行政の悪いところは、議論ばっかりしているうちに終わってしまうところ。
100の議論より、1つの成功
成功か失敗かはやってみないとわからない。失敗しそうなら修正すればいいし、失敗したら謝って撤回すればいい。
・特に災害時はスピードが一番。

國定市長は以前三条市へ行ったときにお話しを聞きました。僕より歳が一つしか変わらないのに・・・素晴らしい人でした。(^^♪

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