シンポジウムや講演会って、何のためにやるの?

kyoudouのコピー


 昨日、ある方とお話しして、改めて感じたこと。
 僕は今まで、仕事やプライベートも含めて、講演会や学習会、シンポジウムやパネルディスカッション、ワークショップなどを企画・開催してきました。

成果指標は、参加人数ではない!


 結構、参加人数とか、そういうものが成果だと勘違いしやすいのですが、一番の成果は「参加者が主体者になること」だと思います。いろんな講演会やシンポジウム等を通じて、人のアイディアや意見を聴いて、「そうだよね〜」と終わってしまうのではなくて、「よし、これを明日からでもやってみよう!」と実行に移してくれる人が生まれるかどうか、そして企画する側もそういうコンセプトで講演会や学習会、シンポジウムやパネルディスカッション、ワークショップなどを企画できるかどうか?だと思います。

顧客の創造ではなく、主体者の創造


 僕が懇意にしているコンサルさんも「行政の仕事は(民間と違って)単なるサービスの消費者を作るのではない、(地域づくりの)主体者を掘り起こしていく、育てていく、一緒に主体者となっていくことなんじゃないの?」とおっしゃっていますが、まさにそういうことだと思います。


表面的なものではなく、その中身や裏側が重要なはず


 だからこそ、ただカタチにすれば良いということではないんです。その担当者に想いがあるかどうか、だと思います。正しいかどうかはその結果であり、将来わかることだけれども、明らかなのは「カタチにしちゃった」という事業は、単純に「消費者」を増やしているのに過ぎない、またはその可能性が最も高い、ということです。
ここ1年くらい、特にそういうことを感じます
 主体者を作るには?と、しっかり考えるからこそ、対象者が絞られたり、費用負担を求めたりの話が出てくる。表面ではない、その裏側にある意図が、明確になっている。
 これは、「気にいる、気に入らない」という感情の話ではなくて、やっぱり理論的に分かってる人じゃないと、このあたりは上手く設計ができない。

 こういうことを考えると、今までの自分は反省ばかり。気をつけようっと。



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