「コミュニティのブロックチェーン化」を提唱します!

ブロックチェーン化


って言う言葉が最近出てきますね。
今までは、中心となる組織が全ての情報を確保することで、信頼性を高めているのですが、一方で横の連携がなく、また中心となる組織の力に影響されやすい、そのため効率的ではないという課題がありました。





で、関係する組織がそれぞれの情報をきちんと持つことで、信頼性を高めながら取引を行う仕組みを「ブロックチェーン」と言うそうです。
(まあ、本来はインターネットサーバーとの関係で行われる取引を示す言葉らしいです。あんまり詳しくない…)

コミュニティのブロックチェーン化


で、この図を見た時に思い出したのが、尊敬する大杉覚教授(首都大学東京)のレポートです。




この10ページに下図があるのですが、まさにコミュニティにおけるブロックチェーン化ではないか?と思うわけです。

「コミュニティのブロックチェーン化」を提唱します!



当時、僕が職員向けに作った資料なんですが、今読み返してみても、新鮮だし、目指しているところとかやりたいところは部署が変わっても同じなんだなあ、と思います。

目指しているのは、町全体としても組織内としても、「コミュニティのブロックチェーン化」を目指しているんです。




情報の共有ではなく、対人交流的記憶を拡大する


 ちなみに、このブロックチェーン化が進むことで、情報がつながっていきますよね。いわゆる情報の共有化が進んでいくのです。

 で、その情報とは「同じ情報を全員が知っている」ではなくて、「誰が何を知っているか」を「その組織内で共有されている」ということが、その組織のパフォーマンスを上げるという研究成果が出ています。
 このような情報のことを「トランザクティブ・メモリー(対人交流的記憶)」と呼びます。

 で、コミュニティ全体としてのパフォーマンスを上げるにはトランザクティブ・メモリーが重要で、このトランザクティブ・メモリーを共有するには、メールなどではなく、やはり直接に対面で合う機会がその組織内(この場合はコミュニティ内)で、あればあるほど、その効果が高まるとの研究成果も出ています。

 「大切なことだ」「重要な事だ」と、何となく言われてきていて、何となく経験則でやって来ていましたが、こういう研究がされていくと、エビデンスとともに一般化されて広がっていくような気がします。











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