あの、塚越会長の講演会です!
かんてんぱぱブランドで有名な伊那食品工業の塚越寛会長の講演会が当町で開催されました。昔から大好きなんです、塚越会長もかんてんぱぱブランドも。家族でも伊那にあるかんてんぱぱガーデンに行きます〜
World Cafe: ハロウィンに合わせて、クリームブリュレ
講演会メモ
以下は、講演会の際のメモから
人として、どう生きるか?
・朝、社員が毎日清掃を行う。
・清掃とは、自分のためにあるもの。気づき、技術、知恵の源泉。
・今の時代は、理屈っぽく考える、換言すれば哲学つぽく考えることが大切。
・昔の修身・道徳は「人間はどうあるべきか?どう生きるか?」を教えていた。
・今の教育は「どうすべきか」を教えてしまっている。
・百年カレンダーを新入社員に配布する。新入社員に「あなたの命日は、いつくらいだと思う?」と聞き、その後「命日が過ぎたあと、どうするんだ?」と聞く。社員は死後のことなので、怪訝そうな顔をする。
・人生は、たった一度。君たちは、どう生きるんだ?という問いかけを意味している。
・「虎は死して皮を残す」と言う。死後も畏怖や威厳などを残す、と言う意味。
・死んだ後に、自分を残せるか?
・高校時代、肺結核に。健康の幸せの価値を知る。
・社員にも不健康を求めない。3シフトもやらない。
年輪経営
・年輪経営/若い時は成長が早い(太い)、年をとってくると遅い(狭い)
・人も自然の一部であり、その人間が営む会社も同じ
学ぶ組織
・時代の流れが激しい中で、研究開発の重要性を痛感。
・根拠はないが、社員の1割を研究開発部門に。食品製造では大きな割合。
→研究開発は「事業」の貯金ができる→これは安定した経営へ結びつくことがわかった。
・常に研究開発を行う研究開発型の組織が今の時代は必要である。
多様性と学び
・原料の海藻を求め、世界中に→今の自分のバックボーン。日本だけにいれば、今の発想は生まれなかった。
・二宮尊徳の言葉
「生を受けた以上、学びなさい
学ぶ目的は道を知ること、(技術や知識の習得は、当たり前のこと)
道を知ったら、行動に起こしなさい」
道とは「あるべき姿」のこと。
・行政・会社のあるべき姿は?
忘己利他(もうこりた)
・営みとは、本来、人を幸せにすることではないか?
・但し、ほとんどの組織が、幸せの手前の利益、売上などの手段を目的にしてしまっている。
・生産性、コストダウンと言う前に社員の健康とやる気が大切。→これが先で、結果として売り上げが伸びる
これからの南信州
・趣味の写真を使ったカレンダーが10万部、結構人気がある。伊那谷の美しさは住んでいる人が一番気づいていない。
・両サイドにアルプスがある地形は日本には無い。
・災害(台風など)が少ないことは、この地域の強み※地震は別
・リニア開通、でも影響ははあるのか?通勤の考え方は大きな変化があると見ている(ICTの発達により)
・研究所などに絞り込むなど、みんなが知恵を出す時代
・三遠南信道で、さらに浜松との交流が深まる
・交流があるところで商売が生まれる
・地元を知る産業(市田柿等)が必要
質疑応答より
・優秀な人=優しさに秀でた人、決して頭の良さではない
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